一部の地域で時間限定で配布されていた遅延証明書の発行が廃止される。近畿エリアが20212月ごろからで、岡山・福山エリアは41日から。特急列車は引き続き配布されるようである。

 私は国鉄時代に10年間サラリーマン経験があり、その時には遅延証明書をしっているが、それを会社に提出した事は一度もない。ところが、この用紙は民営化後も延々と使われ続けていたことになる。しかし、証明書は下車駅の改札口付近で勝手にもらっていくのだが、それをパソコンで発行する意味がよくわからない。それよりも、事故等で振替乗車票を入手するのが楽しみだった。当時は硬券で定期を持っていれば貰えたし、それを残すこともできた。しかし、JRになってから振替券の入手は難しくなったと思う。

遅延証明書JNR大阪
国鉄時代の遅延証明書。これだと日にちはわかるが遅延時分はわからない。

遅延証明書 n6大阪
民営化されていても様式は変わっていない。硬券の入鋏に使われていたパンチがまだ活用されている。

遅延証明 2003高槻
高槻駅では駅名がハンコになっている。遅延時分の入鋏もある。