日豊本線の城野駅から久大本線の夜明駅までの鉄道で、列車は小倉から日田を目指す。元は石炭や石灰石を運ぶ鉄道で、貨物が廃止になると気動車の走るローカル線になる。

 蒸機時代には後藤寺駅と伊田駅を中心に休むことなく石炭列車が走り、香春駅から北部にはセメントと石灰石列車が走っていた。

 初めて日田彦山線のSLを撮ったのはC11の牽く旅客列車で、これは夜明駅の手前である。さらに後藤寺線の9600形を撮りに行ったこともある。無煙化後は専用線のスイッチャーを撮りに行き、デジタルではサボを撮りに行ったのも懐かしい。しかし、駅や列車はあまり撮るチャンスも無かった。

 水害によって廃止になる区間もあるようで、撮っていた写真だけで構成した。この企画は粛々と進めるのみである。
003サボ ワ日田-4310
デジカメでサボを撮りに行った。この線のサボはものすごく種類が多かった。そんなサボももうすでに使われていない。

日田彦山線 石原町-4299
石原町駅からは住友と三菱のセメント専用線が分岐しD51が入線していたのが知られている。その線路跡が残っていた。

採銅所 3g5596
交換列車から撮った採銅所駅。

採銅所 3g5599
小倉鉄道の開業時から使用されていた木造駅舎は解体も検討されたが、2010年 香春町に無償譲渡され、有形文化財の指定を受けて改修工事を受けた。

8香春採銅所 g5595
沿線には古い施設も残っている。

香春 1c1316
小倉鉄道の駅として大正4年に4年に開業。1996年に新駅舎ができた。

香春 3c1319
香春駅の近くには日本セメントの工場があり、香春岳の石灰石を原料にセメントを生産している。

香春 3c1314
香春駅のプラットホーム。気動車の止まる部分だけ嵩上げされている。

キハ140 日田彦山線-4321
香春駅にキハ140が到着。

一本松 2g5593
一本松駅は1997年に新設。同名の駅はたくさんあったが、残っているのは東武鉄道越生線の駅がある。

6田川伊田一本松 g5587
一本松~田川伊田間には平成筑豊鉄道の上伊田駅がある。2001年に開業した新しい駅である。