津山線は岡山から津山への路線で、さらに鳥取へ行く人も利用する。津山駅は交通の要衝であった。というのは今の津山駅へ行ってもホームに人影は少ない。4方向へ向かう列車はキハ120の単行が多く、列車本数は多くて1時間に1本である。その中でも津山線はキハ40系の2連が走るだけ利用客は多い方である。
津山駅にはかつて機関区があった。扇形庫が残されていて、今や車両保存基地になっている。さらにたくさんの気動車が並んでいるが、車両基地としてはランクが低い。かつては津山鉄道部だったが、今は岡山の派出になっている。
津山線の優等列車は急行「砂丘」だったが、1997年に廃止された。だから銀塩では何度も撮っているが、ここではデジタル限定だから、その後に登場した急行「つやま」を撮っている。デジカメでは各地で残っていた急行を撮っているが、その頃には本数はかなり減っていた。急行「つやま」は一部指定席でキハ48も使われていたが、2001年には指定席も無くなった。8月にはカッパの納涼ごんごまつりがあり、ヘッドマーク付き「ごんちゃん号」も運転される。
津山線に存続していた貴重な急行の「つやま」。キハ48の体質改善で運転されていた。急行が廃止になると津山市のイメージダウンになるので新設されたが、快速の停車駅はほとんど同じで急行料金が必要。2009年の春に廃止されたが、これでJRの定期昼行急行は消滅した。
神目駅は昭和3年に開業。駅舎はリニューアルされている。
かつては交換できたが、今は棒線駅である。使われていない相対ホームも残されている。駅には横から車で乗り付けるスロープがある。
神目駅に停車する快速ことぶき。
弓削駅は明治31年に開業。古い木造駅舎がリニューアルされている。駅前には町のキャラクターである河童のモニュメントがある。
弓削駅の駅名標。
誕生寺駅は明治31年に開業し、古い木造駅舎が使われている。この駅も復元整備が行われた。
駅舎は立派だが棒線駅である。
小原駅は昭和31年開業の棒線駅である。
亀甲駅は縁起駅で1995年には亀の格好に改築されている。駅舎ファンには珍駅舎として有名になった。
亀甲駅の構内。
広島色キハ48の急行「つやま」。
夏に運転されるごんちゃん号。快速ことぶきにヘッドマークが付く。
亀甲駅の近くにオーバークロスが出来ていた。キハ40の屋根上がよくわかる。
佐良山駅の旧駅舎。2019年にガラス張りの新駅舎ができた。
佐良山駅の西側にはビルができている。
津山口駅の構内は広い。中国鉄道時代のターミナル駅で初代の津山駅だった。ホーム跡も残っている。
津山駅を発車した岡山行きキハ40。扇形庫の裏を通過する。
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