雪景色の撮影に続き、車で紀勢本線にも行っている。この時は切目~岩代間で特急「くろしお」を撮るとともに、私鉄の紀州鉄道や専用線にも寄っている。
当時はまだ岩代~南部間の撮影地を知らず、せっかくの海沿い区間で車両アップの写真を撮っていた。紀州鉄道は元の御坊臨港鉄道が不動産会社の傘下に入って社名が変わっていた。それは1973年の事で、私は紀州鉄道になってからしか知らない。ここでも貨物用にDLが在籍し、帝国車両製DLが使われていた。気動車は1976年に大分交通から来たキハ603,604になっていた。
車で紀勢本線撮影に出かけた。下津駅のはずれに丸善石油のニチユ15トン機が止まっていた。その時、EF15牽引の貨物列車も到着した。
下津港に石油基地があったのかはよくわからない。余談だが高田機工は当地で盛業中である。関空連絡橋も作っていた。
これぞ岩代駅付近の「くろしお」。雲が多くてしょっちゅう影になった。
青帯の113系普通。電化以来この電車が走り続けていたものだった。雲がかかったのでモノクロで撮影した。
西御坊駅に止まっていたキハ603。当時はまだ日高川駅まで通じていた。
カラーで撮ったキハ603。バス窓で金太郎塗である。
手前に貨物側線がある。大和紡績があった。
西御坊駅は駅の前後に踏切があった。
西御坊駅を発車したキハ603。
紀州鉄道では釣鐘の記念切符が大当たりして駅舎を新築てきたと思われている。
紀伊御坊駅でもキハ603が止まっていた。
大分交通から来たキハ604。液体変速機で新しい車両が入ったと思っていた。
帝国車両1960年製のDC251。ジャック軸駆動のロッド式である。チップ貨車が入線していたのか。かつての御坊臨港鉄道にはホイットカムや森製作所もいた。末期の予備機は初島から来た三菱製DC252だった。
紀州鉄道を初めて撮影したのは1974年だが、御坊駅で撮っていた。その時に紀伊御坊駅まで行っていたら森製作所DL化改造のDB2021がまだ残っていたかもしれない。
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