武庫川駅から分岐する武庫川線は戦時中に建設された軍用線だったが、戦後は米軍も物資の輸送に使っていた期間がある。武庫川~洲崎間が阪神の支線として運転されていたが、本線の武庫川駅とは離れていて、乗り換えは一度改札を出てから鉄橋の上の通路を歩いて、武庫川線の武庫川駅へ向かっていた。

 終点付近に武庫川団地ができて昭和59年に延伸し、運転本数も増えた。武庫川駅にも西側に駅舎ができて、直接乗り換えられるようになった。

 東鳴尾駅で交換設備ができて、ラッシュ時には2編成の運転になる。さらに令和2年からは電車が5500系になり、4編成がすべて違うラッピング車で注目されるようになった。

 今回は夕方からの武庫川線各駅へ行った。団地へ帰る通勤客で混雑する2両編成の電車を撮影した。

HS12武庫川 4v9776
武庫川駅の構内には武庫川線に乗り換えるための連絡改札機がある。ホームは1面2線だが、右側の線は使われているのを見たことが無い。

阪神 5514、車内v9655
電車内にホームベースがある。運転手が車内から歩いてきた。

阪神5913 、東鳴尾v9866
夕暮れの東鳴尾駅に到着する。電車は武庫川の堤防に沿って走る。

夕暮れの駅 、東鳴尾v9857
東鳴尾駅は島式ホーム。武庫川行きの電車が接近する。ここと洲崎駅から切符で本線へ行くには、武庫川駅に券売機がある。武庫川団地前駅へ行くには運転手に申し出ることになる。

阪神5511 、東鳴尾v9893
東鳴尾駅では朝夕のラッシュ時には交換風景が見られる。

HS53東鳴尾 3v9923
夕暮れの東鳴尾駅ホーム。

阪神5911 、東鳴尾v9947
東鳴尾駅で交換する電車。

阪神5912 、洲先v9724
夕暮れの洲崎駅を発車する電車。左側に武庫川があり、対岸は尼崎市になる。

阪神5412 、洲先v9706
武庫川団地前行きの電車が到着。洲崎駅は棒線駅だが、ホームの前後から出ることができる。

阪神5914 、洲先v9689
洲崎駅北側の踏切からは武庫川の堤防に行ける横断歩道がある。夕方になるとカヌーを持った人がよく通る。

HS51武庫川団地前 4v9744
武庫川団地前駅に電車が着くと、家路を急ぐ乗客が降りて来る。

HS51武庫川団地前 4v9751
暗くなった街へ出ていく。左側にスーパーマーケットがあり、団地は右側にある。