西の勾配区間である山陽本線の瀬野駅付近では広島から西条までの上り貨物列車に補機が付く。当時としては補機付き列車もかなり珍しいものとなっていた。
ここではかつて蒸気機関車の補機が付いた時代もあったが、山陽本線が電化すると旧型電気機関車が補機になり、さらに時代の流れと共に新型の電機も使われるようになった。補機用に改造したEF67という赤い電機が使われていたが、すでにそれらも引退し、今はEF210の300番台が使われている。
2000年頃に行った時にはまだEF67の時代であり、九州へ行く途中で瀬野~八本松の区間で補機付き列車を撮影した。
山陽本線を下るEF66牽引の貨物列車。
EF66牽引の下り貨物列車。有名なトンネル上の撮影地から少し東側の地点になる。
セノハチの有名撮影地を走るクリーム色の115系普通。
トンネル上から撮ったEF210-2[岡山]の牽く上り貨物。最後部に補機を付けているが、編成が長くて写っていない。
EF67105[広島]はJR貨物になってからEF65の改造で増備された。
国道2号線と交差して瀬野川を渡った115系普通。
上り貨物を後押しするEF673[広島]。補機は広島貨物ターミナルで連結し、西条駅で停車して開放される。
下り貨物を牽いて勾配区間を駆け下りるEF200-1[吹田]。
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EF671[広島]がプッシュする上り貨物。EF60の改造で1982年から使われている。塗装は赤色(もみじ色)で目立っていた。
貨物の補機は2013年からEF210-300番台が投入され、赤いEF67の運用は2022年2月13日を最後に終了した。
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