大阪駅は何度も工事しているが、列車の発着する部分は昭和の初期に高架化されてからは基本的に同じである。基礎が軟弱で最初は地盤沈下があったようである。昭和15年に完成した三代目駅舎は戦争で工事は途中で終わっている。その駅舎は学生時代によく利用して、写真も何度かは撮っている。
その後に駅舎を解体して高層ビルができた。駅の機能は北側のビルに移し、1983年にアクティ大阪ができた、デパートとホテルが入っているが、最上階は展望室になっていた。この工事に関してはほとんど撮る事はなかった。当時は大阪駅付近へ行くこと自体が少なかった。写真は遠方へ行き、カラーで撮る事ばかり考えていたと思う。
今回まとめたのは2011年にオープンしたステーションシティになる。もうデジカメでたくさん記録しているし、仕事で大阪駅を乗り降りする機会も増えていた。この工事は北側にノースゲイトビルディングを作り、「アクティ大阪」を南側に増築してサウスゲートビルディングに改称した。その間に橋上駅を新設し、大屋根で覆うという大掛かりな工事だった。
上部の構造物ができていくのはわかりやすいが、最初は下部の工事から始まってよくわからない。一つのホームを使用停止にして改良工事を進められていた。その工程はウィキペディアでも詳しく説明されているので見ていただきたい。
大阪駅の改良工事はすでに高架下部分で始まっている。閉店する店舗のために仮設の東棟「フードコート」が建設中である。
阪神前の歩道橋から見た大阪駅の東側。環状線の201系が到着する。下の道路は国道176号線で福知山の方まで通じる。中央の大きなビルがヨドバシカメラ梅田になる。旧大阪鉄道管理局の跡地に2001年開業。
西側では「トラベルコート」が建設中。旅行代理店が移転することになる。その右は高速バスターミナルで、JRの長距離バスが発着する。
駅構内でもホームを使用中止にして工事が始まっている。構内の配線も少しづつ変更されることになる。右側のビルが阪急百貨店である。
「フードコート」の建設が進んでいる。
3番ホームから北側の工事を撮る。福知山線方面への1-2番ホームが使用停止になっている。西側を向いていて中央郵便局が見える。
ホームの改良工事はこのように行われていた。もちろんその下部でも工事している。古い柱はそのまま使われているのも多い。
ホームの作り替えられている。地盤を強化して橋上駅の支柱も建てられる。
環状線から見たホーム改良工事。当時は長距離列車の運転は北陸特急くらいになっていた。
221系の下り快速が到着する。遠方に見えるのはホテル阪急インターナショナルで開業は1992年。
2005年2/27からはホーム工事も隣に移っている。この段階で環状線の内回り外回りが新1/2番ホームになり、本線のホームと連番になる。
新4番ホームから旧3/4番ホームを撮る。
バックのビルがアクティ大阪。ホーム屋根の構造も良くわかる。
阪神百貨店の方から撮った大阪駅。「フードコート」にも大阪駅の表示がある。
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