1980年に国鉄再建法が成立し、赤字路線の廃止も進められた。13次の廃止対象路線が分類されて、その後民営化以後に渡って多くのローカル線が廃止になる。バスに転換もあるが、第三セクターの私鉄として存続したのもある。1984年には4月に三陸鉄道、10月には樽見鉄道と神岡鉄道が開業した。樽見線を引き継いだのが樽見鉄道で住友セメントの貨物列車が運転されていた。神岡鉄道でも神岡鉱山の硫酸輸送があり、観光開発にも期待が持たれた。

 鉄道ファンにとっても大きな出来事で、廃止路線に乗りに行く人も多かったと思うが、こちらは新しい私鉄の車両に興味があり、早速岐阜県から富山県に向かって車を走らせた。
8409327 樽見レールバス
樽見鉄道は赤字の樽見線を引き継いで1984年10/1に開業した。当初は旅客用に2軸のレールバスが配置された。

8409310 樽見鉄道TDE101
本巣駅の近くに住友セメントの岐阜工場があり、セメント列車の運転が大きな財源だった。貨物と通勤列車の牽引でTDE101は日車製の新製。その後は中古車を増備した。

d19841009 樽見ハイモ101本巣-07
ハイモ180-101 富士重工製のレールバスでバスの部品を多用した2軸の気動車。

樽見19841009 ,180-101
ハイモ180-101 10年くらい使われたがほとんど撮っていない。廃車後は有田鉄道に移り、廃止後も残されて走っているようである。

d19841009 樽見ハイモ180本巣
ハイモ180-202 幼稚園児をたくさん乗せて走ってきた。202は全席ロングシートである。

樽見19841009 TDE101
通勤時間帯には旧型客車の列車も運転されていた。

8409420 神岡鉄道、鉱山口駅
神岡鉄道は三井金属鉱業が株式の51%を保有。神岡口駅は1985年4/20神岡鉱山前駅に改称された。当初は駅舎があり、コンビニが開業したこともあったが、2002年に本社機能を奥飛騨温泉口駅に移した後に駅舎は撤去された。

8409416 神岡鉄道KMDD131
吹田にいたDD13200が譲渡されて神岡鉄道の貨物を牽くことになる。

8409415 神岡鉱山D252
神岡口には神岡鉱山の専用線があり、富士重工製の25トン機が使われていた。

8409411 神岡鉱山D252
D252は後に神岡鉄道の車籍編入でKMD252に改番された。

8409410 神岡鉱山D252
D252の後部。ここから硫酸の発送がある。当時はまだ車掌車も連結されていた。

8409602 神岡、飛騨中山
飛騨中山駅のホーム。国鉄の神岡線から神岡鉄道に転換された。

d19841010 神岡おくひだ1飛騨中山-36
神岡鉄道開業時に配置された新潟鉄工所製の気動車はKM101。これは一般用で、他にイベント用のKM151もあった。

8409603 神岡、飛騨中山DL
神岡鉄道の財源はDD13形の牽く貨物輸送に依存していた。その後1991年にDE10が入線し、1996年からは線内の牽引がJR貨物のDE10の重連になる。

8409605 神岡、飛騨中山
神岡口に向けて貨物列車が通過する。