山陰本線と言えば一番長い本線で、全線を通して走る列車は一本もない。ほとんどが単線で過疎路線である。京都の近くだけは列車密度が高く、近年に複線化工事が完成している。京都駅から嵯峨嵐山駅の手前までが高架で、園部駅までの複線化は2010年までに完成した。
その最初というのは1976年の京都~二条間の高架工事でC1164が記念列車を牽いて走った。1989年3月には嵯峨から馬堀間に新ルートによる複線化が完成し、1990年3月に京都~園部間が電化した。電化区間は1996年にさらに先の綾部でまで伸びて、電車特急が走るようになった。
2003年からは京都~園部間の複線化に向けて工事が始まり、京都市内の高架区間も伸びて、単線高架も複線化がはじまった。
元梅小路機関区付近の複線化工事。右側の線路は保存蒸気のスチーム号が走る。
丹波口駅から二条駅の方を見る。この先は左に高架を増設する。
丹波口~二条駅では複線の高架を増設している。途中で経路の左右が変わる。
二条駅に接近。二条駅は1976年には地上駅だったが1996年に高架駅になる。旧駅舎は曳家で移動させて工事が進められた。
花園駅の先は高架複線化工事が進んでいる。
亀岡駅付近の複線化工事。亀岡駅は橋上化になる。現在はこの右側にサッカースタジアムができている。
亀岡駅の馬堀寄り踏切から構内を見る。
亀岡駅の手前から馬堀駅の方を見ている。この区間は2008年12月に複線化が完成。この踏切も道路が立体交差ににった。
複線化工事が進んでいる。この区間は2009年3月に完成する。上を越えるのは京都縦貫自動車道で、すぐ左側に八木中インターがある。
単線電化区間を走る特急「たんば」京都行。1996年の電化によって運転を開始した。特急も増えたが、客は高速道路に流れている。
園部駅を発車する183系の特急「さのさき」。園部は2006年に発足した南丹市の中心地である。蒸機時代からここまでは列車本数も多かった。山陰本線の電車は園部より先では2両編成が1時間に1本になる。
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