次は2000年の撮影記録に移る。ここでも九州へ向かうのだが、その前にセノハチに寄っていた。ここで補機のEF67を撮るとともに115系電車のバリエーションを集めていた。当時はビデオの撮影に力を入れていて、スチールが少ないとも感じる。九州では北九州に残る貨物列車を追っていた。門司港では船舶上架施設の向こうをDD51の牽く石灰列車が撮れた。これを田野浦まで追う。すでに北九州港湾局のスイッチャーは引退していて、DD51が田野浦埠頭まで入っていたのだった。
0008027 クハ115-2110西条
山陽本線では115系が多く使われ、バリエーションも豊富だった。2000番台は80系電車の置き換え用に増備された形式。1000番台の耐寒大雪性能を簡略化している。

0008028 クハ115-3016西条
3000番台は2扉の転換クロスシート。153系の置き換えでサービス向上のために「広島シティ電車」として運転された。関西の117系に近い構造になった。

0008032 モハ114-3001西条

0008103 クハ115-608西条
国鉄末期に短編成化で生まれた改造車。モハの電装解除と先頭車改造を受け、冷房も分散型である。

0008035 EF67103西条
EF67103 EF67の100番台はEF65形0番台の6次車を改造して101-105の5両が製造された。1990年から運用を開始した。この区間は架線の高さがやけに高い。右側は貨車に連結されるために短いデッキがあり、緩衝器を装備している。西条駅から広島貨物までは単機回送で戻る。2003年より更新工事でパンタはシングルアームになったが、不具合でPS22Bに戻された。

0008101 EF210901西条
EF210の試作機901号機は1996年3月に新製。1998年に登場した量産機とは違いが多い。2005年に量産化改造を受け、性能的にも同一になった。

0008112 MSA FM10門司港
海上保安庁の消防艇FM10 きよたき。ぬのびき型中型消防艇のラストナンバー。2013年に退役している。

0008116 船舶上架施設、門司港
全国の港で見られる海からの線路。これが船舶上架施設で小型船のメンテナンス等に利用されている。

0008117 船舶上架施設、門司港
門司港にいた起重機船は珍しい外燃機関だというが、外からではわからない。

055414 門司港DD51
漁船を手前に入れて、田野浦へ向かうDD51牽引の石灰列車。こんな風景も貴重になり、ビデオで記録している。この先に和布刈隧道があり、その手前では踏切の一旦停止を取り締まっていた。