山陰本線は福知山から城崎までが国鉄末期の1986年10月29日に電化が完成している。この時は福知山線から電化で特急「北近畿」の運転が始まった。さらに京都からの電化も進み、1995年4月20日に綾部から福知山間が電化された。普通列車は113系の短編成化改造車が配置されてバリエーションが豊富になっていた。さらに延命工事もあり白を基調の新色も増えていった。115系も混ざるので、塗装で見分けがつかなくなった改造費を安く済ます為に切妻形状の先頭車も作られた。
この日はジョイフルトレインの「あすか」が走り、その後、小浜線に行って気動車のサイドビューを撮り、さらに後日、福知山線で新登場の113系3800番台を撮っている。これは2000年に吹田工場で改造された2両編成で、クリーム系の塗装である。クモハ113がモハからの先頭車改造で、切妻の前面が印象的だった。2008年に引退したので短命に終わった。
福知山付近の普通は2連の113系が使われる。更新車も増えていて、たくさんの種類があった。
115系の改造車も加わっていた。
115系も塗装が変わるとわからなくなる。
特急「はしだて」は京都から福知山経由で宮福線から天橋立駅まで電化が完成した1996年から183系で運転を開始した。
この日はDD51の牽くジョイフルトレインの「あすか」が運転され、それを撮りに行った。高津駅のホームから撮っている。
高津駅を通過する「あすか」の後部。
福知山の運転区は電化時に福知山~上川口間の途中から西側に分岐する位置に開設された。福知山運転区福知山支区から1996年には電車グループに改称している。構内の入換え用に青い10トン半キャブが使われていた。
キハ53-4+ 小浜線の普通列車にはキハ53も使われていた。北陸本線で単機運用があったが、小浜線の増結にも使われた。
松尾寺駅からは日本板硝子の専用線が出ていて、駅の横にも貨物ヤードがあったが、すでに廃止された。右の大阪セメント側線はさらに前から使われていなかった。
キハ53-4のサイドビュー。
183系800番台の特急「北近畿」。先頭は半室グリーン車のクロハ183-802である。
クモハ113-3815+ 福知山線では篠山口寄りが平妻で、反対側は普通の顔である。福知山の2連ではなにかとバリエーションが多くなる。
篠山口行きのクモハ113-3801+ 前面左側の窓下にLEDの行先表示が見える。これは分散型クーラーだった。妻面は改造箇所を減らす努力がみられるが、運転台設置には手間がかかっている。
113-3800は2008年まで使われた。223系5500番台が2008年8月11日から運用し、現在に至っている。
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