岸辺駅のホーム先端は貨物列車の好きな鉄道ファンが集まる場所として知られている。

 ここはかつての吹田操車場に隣接していたが、国鉄末期に操車場は廃止になり、信号場として機能していた。貨物列車の通過と共に、機関区からの入出庫も見られる。さらに本線の南側には吹田工場の試運転線も珍しい車両が見られることもあった。

 大阪駅の北側にあった梅田貨物駅が廃止になり、その機能を吹田と百済に移すことになり、操車場跡地に新しい貨物駅ができた。吹田貨物ターミナルの建設は2007130日に起工。さらに岸辺駅も橋上化と南北自由通路の建設が始まる。
9吹田信 hz278
岸辺駅のホーム東端部。ここに撮り鉄が集まったものである。その後、橋上化工事が始まると東端部には入れなくなった。

9吹田信号場 hx262
岸辺駅の上りホームから見た構内。下りの貨物列車と特急「はるか・くろしお」は手前から2本目の線路を通過する。

9吹田信号場 i1400
岸辺駅のホーム西端から旧操車場跡地を見る。機関車を回送させるための短絡線が作られている。

5吹田信号場 i1417
かつてのハンプ後は、下を線路が通っていて、機関車の回送に使われていた。これも工事が始まると使えなくなる。

9吹田信号場 i1402
岸辺駅のホームからも古い信号場の建物が見えたが、やがては解体された。

9吹田信号場 i3469
岸辺駅の少し西側に吹田機関区への連絡線があり、ここから機関車が出入りする。上り方向への機関車はホームから撮影できた。

9吹田信号場 i4302

岸辺4 i4003
当時はホーム端に喫煙コーナーがあったが、やがて廃止される。

9吹田信号場 i4294
貨物ターミナルの工事は吹田駅付近から千里丘駅付近までの広範囲に及んだ。こちらは西端の吹田駅付近になる。

9吹田信号場 i5041

9吹田信号場 i5046
構内の途中で短絡線がてきて、機関区に戻される機関車が走るようになる。

5吹田信号場 i7857
吹田駅の東方に吹田第七信号場があり、ここで下り貨物の乗務員交代や機関車付け替えが行われる。この古い建物もやがて解体されることになる。

5吹田信号場 i7859
吹田信号場の下り線を東側から見る。吹田駅の手前に高層マンションがあり、最上階の中華レストランからも撮影できる。

岸辺1 ix485
岸辺駅は元の駅の東側で橋上駅舎と南北自由通路の建設が始まっていた。