使用開始が遅れに遅れた青春切符。初めての使用は関西本線になった。もう遠く行く元気はない。ほんの僅かに得するだけの距離になった。
関西本線には感じのいい木造駅舎が残っている。車で行く予定もしていたが、青春切符を使いたいし、電車を乗り継いで行くことにした。加茂駅からは1時間に1本のキハ120が走っている。かつての幹線も輸送量が減っているが、青春切符のシーズンにはちょっとした人気線区になり昼間でも2両連結で走っていた。
関西本線から伊賀鉄道へ行くという計画もあったが、休日なら1時間のロスがあることがわかり、安全策で2駅だけの駅舎を撮って、早くに帰宅することにした。
それにしても夏らしく晴れてくれて、ラッピング車も撮れたので行った甲斐があった。
島ヶ原駅は関西鉄道によって明治30年に開業した。駅舎は何度も改修されているが、回廊もあり、創業当時の姿も残る。一緒に降りてきた客が座っているが、人の写りこみは避けたいので柱で顔を隠して撮影した。影だからわからないが、それでも気を使う。駅の後ろには城跡がある。
島ヶ原駅からは三重県に入る。かつては構内に貨物側線があり、三光鉱山の出荷もあった。その当時の側線が写る写真を探したこともある。駅の南東側に大和街道が通っていて、昼食の弁当が買えた。
島ヶ原駅の伊賀上野寄りはこんな感じ。もうすっかり稲が色づいていた。
2連のキハ120が交換する。屋根の無い跨線橋があり、撮りやすい。構内の様子も記録しておきたかった。
乗ってきたキハ120が亀山に向けて発車する。夏の風景写真が撮れた。
まだまだ暑いが秋の風景になっていた。踏切の右には地蔵堂がある。
キハ120-7 佐那具駅で下車し、乗ってきた気動車を跨線橋から撮る。お茶の京都のラッピング車が撮れた。
佐那具駅も明治30年開業で、古い木造駅舎が使われている。簡易委託で駅員もいる。
佐那具駅にも屋根の無い跨線橋があり、撮影には都合がいい。
駅舎から見たホームの風景。待合室にはたくさんのSL写真が展示され、鉄道資料館になっていた。
亀山行きに乗るには跨線橋を渡る必要がある。待合室も雰囲気がいい。
キハ120-301+ 加茂行きが到着する。これに乗って帰る事にした。
1985年の記録はまだ続きますが、新作も溜まっているのでここに挟みました。
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nainen66
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