飯田線の2回目は三河一宮駅から新城の先の東新町駅までである。この区間には東上等の撮影地があり、臨時列車が走る時はよく撮りに行った。と言ってもデジカメを使い出してからは訪問回数も減っている。新城駅のホームでEF58を撮ったのも懐かしい。
飯田線はいくつかの私鉄が繋がっていて、豊橋から大海までは豊川鉄道として開通し、昭和18年に国有化されて飯田線になった。豊川には海軍工廠があり、沿線の森林資源や電源開発に使われた。
三河一宮駅は明治30年に豊川鉄道の一ノ宮駅として開業した。当時は終着駅だったが、すぐに新城駅まで延伸した。付近に砥鹿神社があり、駅舎は1990年にリニューアルされた。
三河一宮駅のホームは上下線の位置がズレている。
長山駅は豊川鉄道により明治32年に開業した。「長山遊園地」の最寄駅だった。
長山駅に到着した復刻カラーの119系。旧型国電に代わって登場した新型型式だったが、2年後には引退する。
長山駅の構内。国鉄末期に無人化されているが列車交換はできる。
江島駅に駅舎はなく、ホームに待合室がある。棒線駅で起点から最初の交換不能駅である。
江島駅の単線ホーム。当初は江島渡駅で、豊川の対岸に渡る渡し船があった。
東上駅は2007年に改築されたコンクリート剥き出しの駅舎になった。この先に有名撮影地があるが、駅は知らなかった。
東上駅の構内。跨線橋ではなく構内踏切で繋がっている。
117系を観光列車に改造して登場した「トレイン117」。2010年は夏から秋にかけて飯田線の豊橋〜中部天竜間を「そよ風トレイン117」として運転された。
JR東海のカラーで活躍する119系電車。「そよ風トレイン117」と交換する。
「ありがとう119」と書いてあるので、119系のさよなら運転回送。飯田〜伊那市間の団体列車に使われ、搭乗時の塗装に復元されていた。その後ダイヤ改正後にも豊橋〜豊川間で臨時列車「119ファイナル号」として運転された。
野田城駅にも古い木造駅舎が残っている。戦国時代に野田城の合戦があったところで、城跡は有名撮影地に近い。
駅の北側には保線側線がある。南側は横浜ゴムの新城工場。
新城駅は古い大きな駅舎があり、当駅止まりの電車も多い。1976年にはこの付近の旅館に泊まったこともある。2021年に駅前が整備され、歩道に屋根ができて景観は少し変わっている。
新城駅の構内は2021年にバリアフリーの跨線橋ができた。
東新町駅は開通の14年後の大正3年に開業した。駅舎は2008年に新駅舎ができている。
東新町駅はかつて交換可能駅だったようだが、今は片方の線路が剥がされて棒線駅になっている。
373系の特急「伊那路」が通過する。
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