福塩線府中駅の先の区間が非電化で、昭和8年に国有化されて福塩線になったが、その後福塩南線に改称し、芸備線の塩町駅までの延伸が始まった。

 福塩北線の建設は進み、昭和13年に全通し、福山〜塩町間が福塩線になる。非電化区間の列車は三次の8620型が使われた。三好機関区はかつての備後十日町区で芸備線管理所と呼ばれる期間もあった。貨物列車は1970930日に無煙化されてその後はDE10が使われたようだが、それも貨物輸送廃止によって消滅する。旅客輸送は国鉄ではキハ10系や20系をはじめ急行型も使われたが、末期はキハ40や気は47も使われた。JR西日本になってからはキハ120が使われている。運転本数は少なくて、いつまでも存続するとは考えにくい。

芦田川上流では八田原ダムの建設により河佐〜備後三川間の経路が1989年に切り替えられ、廃止区間の八田原駅は廃止された。備後三川駅だけは広島県世羅郡世羅町にあるが、その前後は府中市と三次市に所在する。
キハ120 ,府中下川辺g4952
府中駅を発車して芦田川の橋梁に向かうキハ120の300番台。福塩線の非電化区間は運転本数が極端に少なくなる。

下川辺 1g4940
下川辺駅は昭和13年に開業。昭和29年には府中から当駅まで電化されたが、昭和37年に電化を廃止した。駅舎は昭和57年に改築されている。

中畑 3g4937
中畑駅は昭和38年に開業した棒線駅。

河佐 1g4934
河佐駅は昭和13年に開業で昭和45年に貨物扱いを廃止している。ここから先はダム工事のために新ルートに移った。

河佐 3g4929
河佐駅の構内。交換可能な駅で、スプリングポイントがある。かつてはここで折り返す列車もあった。

備後三川 1g4925
備後三川駅は立派な駅舎があり、住民の集会所になっている。ダム工事で線路移設したのが1989年で、新駅舎は1990年に完成した。世羅町で唯一の駅である。

備後三川 3g4928
備後三川駅のホームは1面で、塩町に向いて撮っている。府中側のホームが広いのは、線路移設の影響である。

備後矢野 1g4920
備後矢野駅は昭和13年に開業し、レトロな木造駅舎が残っている。かつて有名だった自然の森M.G.ユースホステルは矢野温泉にあった。

備後矢野 3g4916
備後矢野駅も交換可能駅で島式ホームがある。

上下 1g4905
上下駅は昭和10年開業で塩町から福塩北線が開通していて、昭和13年に
府中〜上下間が開業して全通した。

上下 3g4908
上下駅の構内は広く、跨線橋もある。昭和45年まで貨物を扱っていた。1970年12月9日に最終の貨物列車を78675が牽いて走った。