一年の最初は南海高野線の紀見峠を行く予定だった。その前に旧線跡を撮っていないかと依頼があり、それなら正月に行くから送りますと言っていた。それまで知らなかったのだが、こんな所を走っていたのかと驚いた。当時は話題も多く、南海方面は縁もなかった。どなたか旧線時代をバッチリ撮っているのだろうか。
当時はBiロッドの使いはじめで、林間学園都市と紀見峠で撮影した。まだまだ可能性が増えて楽しかった。しかし、その使用法についてはかなり悩まされることになる。
和田岬線の103系が引退することになり、廃止前には何度も撮っている。EOS R3で記録しておきたかった。その後、さまざまな事があり、気に入っていたトレインビューマンションも売って引越ししている。手続きもたくさんしたし、今後は平穏に過ごしたい。懸案のパソコンも最新型に入れ替えてサポートも付いている。ソフトも最新だがイラストレーターは無くなった。年賀状も作れなくなっている。
世の中全て最高を望んでいる。話題は大谷や藤井で素人はお呼びでない。鉄道写真もそうでありたい。機材も進歩したし、技術やセンスを磨いてレベルを向上させたいと思っている。下手な写真は発表したくない。
舞台で歌ってくれと言われても、下手な人は断るだろう。スポーツでも選手の中でも特に優秀なのしか出てこない。そのためにみんな努力している。どんな分野でも同じだと思う。
長年撮り溜めた写真をワードでまとめる作業を続けている。ブログで発表した写真をテーマ別に並べ直している。これはもの凄い量になるが、毎日休む事なく続けていればなんとかなるだろうか。説明文もしっかりまとめたいけど、大仕事になる。特に引っ越ししたので資料も簡単に見られなくなっている。
ビデオの方は藤原たぬきさんのご尽力によってユーチューブに上げてもらっている。それを見るのも楽しみになった。これまでは静止画像でしか知らなかったのが、動きや音があり、人の動きも記録されているのがいい。
写真はいかにうまく撮るのも大事だが、いかに早く大量に撮るかにかかっている。カメラは最高の機材を使いたい。特に最近は性能が上がっていて、古いカメラは使えない。パソコンも良くなっている。大量のデータが小さく保存できるのもいい。出版社から依頼があっても、すぐに入稿できるのは凄いと思う。昔は夜に引き伸ばししたりして、何日もかかっていた。フォトライブラリーに預けている写真もようやく7000枚を越えた。売り上げは安いけど、徐々に増えてきている。最近はポジからデータ化した古い写真も増やしている。これをいかに増やすかが今年の重要な仕事になる。
カメラの進歩は凄くて、高速モータードライブ・高感度・手ぶれ補正・ブラケッティング等。悪条件でたくさん撮っても、ピンボケや手ぶれはほとんどない。難しい露出も外すことは無くなった。こんなカメラを使っているのだが、カメラ人口は増えていても、熱心に撮っている人は減っている。みんな片手で撮っていたりしている。
写真ってすごく恵まれている。何も遠くまで行かなくても、近くでも撮れる。色々とアイデアを考えるのも楽しい。写真を発表するチャンスも多い。安上がりだが、お金を使いたければそれも可能で、あちこち旅行できるのもいい。どこへ行っても退屈する事はない。苦労した結果は全て残っているし、かさばらない。忙しい人でもスキマ時間を利用できる。写真に残せば忘れることはないし、自分の意見には説得力がある。
写真は学ばないといけないし、勉強したり練習したりすることが必要である。生まれつき上手い人はいないので、早い時期に学ぶ事が必要である。学校の写真部が理想的だが、機会がなければ学校に行くこともいい。いい写真を見るために写真展を見に行くこともいい。出展者として当番することはあるが、質問されることはほとんどない。なんでも聞いてください。迷惑がる出展者はあまりいないと思う。
カメラはちゃんとしたカメラメーカー製の一眼レフを使うべきである。撮影目的によってさまざまな機能の数値を設定して使っている。オートで撮ることはないが、部分的にはオート機能も使っている。ユーチューバーなんか様々な機材を使いこなしているように思えるのだが、なぜか写真の方はレベルが最低レベルに低いのは何故か。中には高級機材を全て売り払っている人もいる。うちには献本で雑誌が送られてくるが、印刷用に使われている写真はやはりレベルが高い。雑誌に使われるには高い技術が必要になる。そうやって撮影している若いカメラマンもいるのだが、悲しいことに紙媒体の売り上げは減りつつある。それで存続しているのは写真使用料が安くなっているからで、今各地へ遠征して写真を撮るのはかなり厳しいなと思う。
こちらはコロナ禍によって地元の撮影を増やしたから、交通費はあまりかからない。1000円も払えばかなり広範囲に動ける。それできめ細かく様々な列車や施設を記録できる。さらに古い写真のデジタル化も進めていて、モノクロは完了し、これからカラーポジを進めている。ライブラリーでも需要は増えている。
写真を撮る人の特徴として、珍しい物を撮ろうとする傾向がある。鉄道写真では廃止になる車両や列車にファンが集まり、廃止予定路線が満員になったりしている。こんなことは最初からしない。新しい物を撮ればいいではないか。廃止は大抵3月だから、2月頃の条件の悪い時に撮りたくない。春から夏にかけて撮るのがいい。日照時間が長いし、運転本数の多いのは効率がいい。撮影地の選択も多い。どうせ新しい車両も、待っていれば古くなって引退する。それなら古い写真の方が値打ちは高い。廃止の前に新車も出るから、新車を撮るときについでに古いのも撮っておく。
写真の機材も進歩しているが、積極的に新しい機能を使うようにしている。こんな写真が昔にも撮れたら良かったのになと思う。夜明けの夜行列車なんかいくらでも撮れたのにな。今撮れるものがあるのだから、悔いのないように撮っておきたい。
昔の写真って形式写真なんか最低やな。車両しか写っていない。そんな写真が昔の雑誌にはたくさん載っていて、それを真似して撮っている人がいた。私は写真から入っているので人や道路が写っているのがいいなと最初から思っていた。線路沿いの街並みを撮っておいたらいいと思う。ガソリンスタンドも撮っている。交通機関や生活のある風景は変化がある。それに比べると動植物や自然の風景は変化がない。撮っている時は楽しいかもしれないが、最後は捨てるしかない。年月が経つほど値打ちが上がる方がいい。
何十年も後になって、喜んでもらえる時が嬉しい。また来年も頑張って写真を撮り続けていきたい。まずは京阪電車の補強かな。
2023年の撮り初めは林間田園都市から。こんな風景は誰も撮っていなと思う。それから紀見峠へ行き、美加の台で廃線を撮った。
2023年の改正前にはこの踏切に何度も行っている。地下化によってこの光景はなくなった。
何か見ているとこの急行の人気が高いようだ。実は移動のために仕方なく乗車している。先日クハ455-701の国鉄時代の依頼があったが、これは使えない。泊まりがけの取材も2024年はもっとチャレンジしたい。
芦屋駅の増床工事は一度完成しているが、南口の再開発があり、工事はまだまだ続く。川崎車両の甲種を迎えに行くDD200が通過する。
久しぶりに岸辺駅のホームへ行ったが、今は貨物を撮る人も減っている。271系の「はるか」はいい条件で撮れる。こんなチャンスは逃さない。
最近の献本を並べてみた。珍しく鉄道ジャーナルもある。
難波駅の自動改札口。駅構内の風景もたくさん撮るようにしている。
南海の難波駅は高島屋の中にある。その手前の道路が広場になる工事が終わり、夕景をクリスマス前に撮ってきた。行ってみると、工事はまだ終わってなかったが、なんとか撮影できた。
2024年の話題は北大阪急行の延伸開業。ラッピング電車も増えている。
正月の前はクリスマスの装飾。これはJRAがスポンサーか。
今回も阪急の大阪梅田駅は正月の装飾に凝っている。5線の突き当たりで別デザインが楽しめる。
ユーチューブもあります。オリエント急行 新潟臨海 伯耆大山 三井田川 国鉄末期の北陸本線播但線 等々 どんどん増えています。常にチェックしてください。
コメント
コメント一覧 (2)
くれぐれもお身体ご自愛のうえ、よいお年をお迎えください。
nainen66
が
しました
やはり頭の損傷はキツイです。来年も宜しくお願いします。
nainen66
が
しました