10月28日の昼前にソウルから帰国した。それからは11月1日に福知山線と山陰本線の城崎までが電化し、気動車列車のラストランになる。
福知山線では1986年8月1日に生瀬〜道場間が新線に移り、11月1日に電化の営業運転が開始する。大規模なダイヤ改正で特急「まつかぜ」は廃止になり、485系の特急「北近畿」が
走り始めた。
海外取材もあったし、福知山線はずっと以前からたくさん撮っているし、非電化時代最末期の記録はできなかったが、ダイヤ改正前後の撮影には間に合った。それで藍本駅の木造駅舎が解体現場にも遭遇している。特急「まつかぜ」のさよなら運転も撮影できた。
ダイヤ改正ではEF65PFの牽く電化記念列車も走り、特急は485系、普通は黄色い113系に移行することになる。全国的に見ると荷物列車の客車急行の廃止とか新幹線に100系が登場するなど様々な話題があり、貨物輸送では「スーパーライナー」や「ピギーバック」が登場し、五月雨式に各地でジョイフルトレインが走り始めた。国鉄から民営化に向けての話題を忙しく追いかけることになる。
ダイヤ改正の前日に藍本駅の木造駅舎は解体された。もう少し早く撮っておけば良かった。
この日山陰本線の城崎駅まで電化が完成し、485系の特急「北近畿」が走り始めた。上り列車には国旗も付いていた。
福知山線 古市〜草野間を走る特急「北近畿」。
ダイヤ改正初日の福知山線。普通列車は黄色い113系に変わっていた。
特急「北近畿」の下り一番列車が通過。ここだけ順光になる地点だが、一緒に撮影している人は少なかった。
初日にはEF651129[吹田]の牽く記念列車も運転された。
サロンカーなにわで運転された電化完成の記念列車。
相野〜藍本間の小学校横を通過。バックの山では近畿自動車道の工事が始まっている。
福知山線 古市〜草野間を走る特急「北近畿」。
専用機EF65123[岡山]牽引で東海道本線を走る上りの「ゆうゆうサロン岡山」。
このようなジョイフルトレインが次々に登場していた。
芦屋市の打出村踏切付近を走る下り新快速。外側線を走るようになっている。
201系の下り普通電車。加古川行きも登場している。
EF6571[吹田]の下り単機回送。
EF6637[下関]の牽く下り貨物。
三田付近を走る特急「北近畿」。この区間は1986年8月1日に複線化されていて、さらにダイヤ改正前の三田〜新三田間も複線化された。
特急「日本海」の回送が塚本駅から宮原へ回送される。
塚本駅のホーム橋から撮った117系新快速。
福知山線の113系も大阪駅へ向かう。
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