小倉駅から鹿児島駅までの462.6km、九州の東側を通る幹線、福岡県から大分県・宮崎県・鹿児島県を結ぶ。
かつては全線を走破する列車も何本もあったが、高速道路網が南九州にも伸びて、利用者は空路と自動車に移った。
今回は西小倉駅から苅田駅まで。西小倉駅は鹿児島本線に沿っていて、以前は日豊本線にのみ駅があった。鹿児島本線のホームは1987年に追加された。小倉駅から西小倉駅間は鹿児島本線との重複区間になっている。当駅から小倉総合車両センター(元小倉工場)の出入場線がある。
南小倉駅はかつて山田弾薬庫への引き込み線があり、信号場から昭和18年駅に昇格した。城野駅からは日田彦山線が分岐する。安部山公園駅は国鉄最末期の1987年に開業した新しい駅。下曽根駅は小倉南区の中心駅で一部の特急も停車し乗降客数は多い。朽網駅は新小倉空港にもっとも近い。苅田駅は苅田港に近く、セメント工場などもあった。かつてはたくさんの工場がありスイッチャーの撮影でこの駅から歩いたこともあるが、すでに貨物輸送は終わっている。
西小倉駅は1974年に開業と新しいが、元の小倉駅がこの位置にあった。日豊本線だけの駅だったが、1987年に鹿児島本線のホームもできている。2003年に橋上駅舎が新築。
鹿児島本線のホームから見た駅名標。奥に日豊本線の駅名標がある。
南小倉駅の構内。
城野駅は古い木造駅舎を1987年に改築しているが、2014年に橋上駅舎化されている。
城野駅からは日田彦山線が分岐している。気動車もここから小倉駅まで直通運転している。
城野駅に停車中の下関行き415系電車。古い跨線橋も残っていた。
安部山公園駅は国鉄末期に仮乗降場として開設され、民営化時に昇格して駅になった。
下曽根駅は1981年に橋上駅舎化されている。
下曽根駅の構内。橋上駅舎工事の時に待避線を撤去して拡幅した島式ホーム1面になっている。
朽網駅は昭和27年に開業している。2005年に橋上駅舎化された。新北九州空港は2006年に開港していて、それまでの曽根にあった旧北九州空港の移転になる。
苅田駅は2006年に新駅舎ができた。ここへ初めて行ったのは1976年で、当時の木造駅舎を撮っている。その駅舎も1987年に改築されていた。新空港の完成にあわせて斬新な橋上駅舎ができた。
苅田駅の構内は2面3線。
苅田駅に到着する宇佐行き415系電車。
石灰石を運ぶベルトコンベアの下を通る813系電車。
苅田駅を通過して大分へ向かう特急「ソニック」。
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