旭川から最北の稚内を目指す本線。途中に塩狩峠があり、無煙化前はC55が走っていたのを撮っている。

 宗谷本線の全通は現在の南稚内駅までで別ルートで大正11年。後に幌延経由の現ルートが宗谷本線になった。北海道へ旅行すると一番の人気線であり、車で行く人も多いが、私も列車でいつも行くこともなく、何回かは車で走って沿線の駅を撮っている。

 

永山 1i6774
 
永山駅は明治31年に最初の区間として開通している。まだまだ旭川の郊外で、専用線もあったので何度か訪ねている。 

永山 3i6777
昔は線路の向こう側に石炭の山があり、スイッチャーが止まっていた。旭川付近の貨物輸送はその後北旭川駅に集約された。

蘭留 1i6765
蘭留駅は塩狩峠の手前にある駅で、補機の連結が行われていた。駅舎は1989年に改築されている。

蘭留 3i6768
蘭留駅のホームから塩狩側を見る。構内は高速化で1999年に1線スルー化された。廃止の話もあったが、存続が決まっている。

和寒 3i6479
和寒駅は塩狩峠を得た先にあり、ここで下り列車から上り列車に乗り換えるという際どいことをしたこともあった。

剣淵 1i6487
剣淵駅は明治33年に開業している。かつては専用線もあった。1988年に駅舎は改築、2000年に高速化工事で1線スルー化を実施。
 
剣淵 2i6494

剣淵 3i6496
剣淵駅の構内。対向式ホームで跨線橋がある。

士別 1i6761
士別駅は明治33に開業。士別市の代表駅で、大きな貯木場やセメント工場、製糖工場もあって専用線があった。さらに軽便鉄道の士別軌道も出ていた。
 
士別 3i6756
士別駅の構内。剣淵側から見ている。かつては広い貨物ヤードもあった。1986年に貨物扱いは廃止されている。

下士別 1i6504
下士別駅は士別駅の隣にあり、乗降客は少なくて廃止になった。士別駅より天塩川の下流にあったので下士別になった。 

下士別 3i6505
昭和30年に仮乗降場として開業し、その後駅に昇格した。簡素なホームがあるだけの駅だった。2021年に廃止されている。こんな駅が北海道にはたくさんあったが、今はほとんど無くなった。

多寄 1i6517
多寄駅は下士別駅の次にあり、明治
36年に開業している。駅舎は1988年に建設されたが、1999年に駅前の工事によって移設されている。
 
多寄 3i6515
棒線駅にキハ40が到着した。

名寄 3c6001
名寄駅はこの付近では中心駅で、かつては名寄本線が分岐ていた。ここでホテルに泊まったこともある。北国博物館にキマロキが保存されていて、朝の
4時から歩いて行ったこともある。
 
名寄 3c6075
名寄駅の構内。かつてはちょっとした規模の駅だったが、利用者数は激減している。

美深 1i6752
美深駅は美幸線が分岐していたので有名だつた。赤字で知られていたが、それも
1985年に廃止された。小さな駅だと思ったら違っていた。1987年に完成した美深町交通ターミナル。 

音威子府 3c6004
音威子府駅はかつて天北線が分岐していた。名寄機関区の支区があり、ブームの時には有名だったが、今は何もない。音威子府村は小さな村だが観光開発には熱心で、駅の雰囲気もいい。

音威子府 3c6006
音威子府駅の構内は車両基地が無くなって広々としている。開業は大正元年である。保線側線も遠くの方にある。