この日は播但線の新井駅からさらに奥へ進み、神子畑選鉱場へ行った。ここに山の向こうの明延鉱山からトンネルを通って鉱石列車が走っている。さらに旅客輸送もやっていて、その運賃が一円だというのでテレビに出たり雑誌で紹介されたりしていた。さらに写真雑誌のコンテストでも写真が出ていた。

 そんな有名な鉱山だが、これまでに生野峠なんかは何度も行ったのに、鉱山軌道には行ったことが無かった。さらに新井駅まで運搬軌道があり、木材も鉱石も運んでいた。実際に新井駅付近で軌間500mmの線路跡も確認している。日本土地山林には機関車がいたかもしれないが、それも後の祭りだった。

 この日は中判のカラーも撮るのでかなりの重装備だった。三脚もジッツオの大きいので、運動場の横の細い坂道を登っていった。その時の運動場は子供たちがたくさんいて、騒がしく遊んでいたのを覚えている。その後、二回目に行った時には、その音が聞こえなくて、やけに静かだった。

 線路のレベルまで登ると、そこはダムのような所だった。水はなくて土で埋まっていた。その岸辺をプッシュプルの鉱石列車が走っていた。こちらの軌間は762ミリである。さらに一円電車と呼ばれる旅客列車も走っていた。付近は紅葉もあり、それらしい風景だった。しかし、天気は良くなくて、だんだん暗くなってきた。

 明延には、その後も何度も訪ねることになるが、鉱石列車は走っていなかった。しかし、明延も含めていろいろな場所があるのを知り、車両の方はたくさん撮ることができた。東京から来たナローファンを案内することもあった。

6791208 神子畑鉱石列車
鉱石列車は赤い電機のプッシュプル運転である。

6791310 神子畑鉱石列車
ちょうど行ったのが紅葉の季節だった。ペンタ6×7のカラーで精力的に撮影した。

7907521 明延2号EL
三菱製の鉱山用電気機関車。後部の機関車には運転手が乗っていなくて、先頭の機関車から無線操縦する。そのための大きなアンテナがある。その他の機器は機関車には乗らず、次位の貨車に乗せられている。


7907523 明延鉱山神子畑
ここは一円電車電車が有名で、鉱石列車はあまり写真が載っていない気がする。

7907602 明延3号EL
こちらのトンネルを抜けて神子畑選鉱場の上部まで行けばもっとたくさんの電車がいたのだが、初回はダムの方でしか撮っていない。

7907525 明延鉱山神子畑
ダムサイトを走る鉱石列車。しかし、ダムに水はなく、土砂で埋まっていた。

7907528 明延鉱山神子畑
これが有名な一円電車。まだ人口の多かった時代はこんな編成だったが、その後は単行の小型電車も使われるようになっていた。




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