今回は会社の出張で四国へ行った。まだ行っていなかった徳島線の石井駅で、日本ハムの工場がある。
行きは青木の東神戸港から徳島行きフェーリーを使った。徳島航路は三社運航で、うらら丸・おとわ丸・おとめ丸が使われていた。この日はうらら丸に乗る。当時はここから四国の各県向けフェリーが一日中出ていたし、九州方面の長距離もたくさんあり、朝から晩までひっきりなしに発着していた。
石井駅だから徳島港に着けばすぐに行くことができた。ここで初めてハムを作る工場を見学する。原料の牛や豚が次々と運ばれてきて、すぐに製造ラインへ流れていくのを見た。
翌朝は朝から石井駅付近で撮影する。まだ客車列車が走っていたし、急行短時間でたくさんの列車が来て、効率的だった。それから午前中は日ハムで測定して、昼過ぎに帰る。その途中で高徳本線の急行「阿波」も撮れた。帰りは鳴門から淡路経由だった。
「にいはま」は四国中央フェリーボートで新居浜・川之江~神戸の航路ニ就航。かわのえ丸と同型の2889.09トン。
青木の東神戸港に到着する徳島航路の共同汽船「うらら丸」。「おとめ丸」と同型の2922.29トン。8000馬力で福岡造船製。
東神戸港に接岸する「うらら丸」。これに乗って徳島へ渡る。人は1350円、車は5200円。その後フェリーターミナルは六甲アイランドに移り、跡地はサンシャインワーフ神戸だが、一部の施設は残されている。
うらら丸船上から撮った三宝海運の「ほわいとさんぽう」。1972年製の4384.07トン。今治行きだが、翌年には1万トン級の新造船が登場する。
石井駅に到着する422レ。DE10牽引で穴吹発小松島港行き。
6:59に石井駅に到着する422レ。
石井駅を発車した鴨嶋発徳島行き432D。キハ35が先頭の通勤列車で列車密度も高い。石井発は7:19である。
石井駅を発車した阿波池田発小松島港行き424レ。DE10109[高松]が牽引する。石井発は7:35である。
仕事が終わってから石井~府中で撮った440D。阿波池田発 徳島行きで石井は12:5発。昼間でも4連が走っていた。
これは高徳本線で撮った急行「阿波」で 石井は間違い。時間的には「阿波3号」のようだ。
亀浦から阿那賀までは淡路フェリー せとしほ丸に乗る。人は110円、車は1100円だった。これで淡路島に渡り、岩屋まで走ってさらに明石までのフェリーで本州に戻る。せとしほ丸は1970年製 やすしほ丸と同型で三菱重工下関製.、999.42トン。まだ大鳴門橋はできていなかった。
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