紀勢本線の松坂駅から内陸部に向かう支線で終点は伊勢奥津駅で、この先は名張市を目指して線名になったようである。
全線走破を目指す乗り鉄にしか行かないようなローカル線だったが、2009年の台風18号で大きな被害を受けて運休したこともあり注目を浴びた。部分廃止も検討されたというが、地元自治体の頑張りで2016年に全線の運行が再開されている。
私の訪ねたのは家城駅まで運転されていた2010年と、全線運転再開後の2019年だった。沿線は雲出川に沿って景色のいい区間もあり、平行する道路もかなり整備が進んでいる。
全線復旧後の運転は伊勢車両区が廃止になり、名古屋車両区のキハ11-300が使われるようになった。駅員がタブレットを渡している。キハ25も入線するようである。
最初の駅はスロープがあり、点字タイルも付いている。
二つ目の権現前駅もスロープ。自転車がたくさん止まっていて、通学に利用されているようである。昭和4年に松阪駅からこの駅までが最初に開通している。
伊勢八太駅も簡素な駅だが待合室は残されている。漢字でもかなでも4文字の駅である。
一志駅は元の伊勢田尻駅が1968年に移転して改称している。近鉄大阪線の川合高岡駅にも近い。
カーブした長いホームがある。
伊関駅は元の駅舎があり、交換もできたが、今はその跡が残るだけ。待合室は残されている。
当時は伊勢車両区のキハ11-100が使われていた。家城行きが到着する。
見事な棒線駅の伊勢大井駅。
伊勢川口駅には立派な駅舎が残っていた。
伊勢川口駅には保線用の側線もあった。
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