南和鉄道・紀和鉄道は知らないが、大阪鉄道や関西鉄道も知らず、国有化された国鉄時代の和歌山線から行きだした。まだ貨物輸送もあり、沿線には移動機がいた。ディーゼルカーの走るローカル線だったが、19803/3には王寺~五条間が電化し、198210/1に大和二見~川端間が廃止された。19842/1に全線の貨物営業が廃止された。198410/1に五条~和歌山間が電化されて、同時に急行「紀ノ川」が廃止された。

 全線完乗を目指す人は必ず行くという線で、吉野や高野山へ行く途中に接続駅で見ることもあった。貨物輸送をやっていた時には川端支線も含めて訪ねている。さらに「SL大和路号」が運転された時には多くの撮り鉄が集まった。
8101520 和歌山キハ36
和歌山線の主役はキハ35。キハ36も和歌山駅に到着。首都圏色に塗り替えられている。

8101515 妙寺キハ35
雨の日の妙寺駅に到着するキハ35。



8101513 妙寺キハ35
妙寺駅にも貨物ヤードがあった。

8101514 妙寺キハ36
キハ35は新旧の塗装が混じっていた。

8101506 妙寺10t移動機
妙寺駅の貨物は10トン移動機が担当していた。

8102209 川端10t移
貨物支線の川端駅には10トン移動機がいた。名鉄の貨車も来ていた。常滑線専用 笠寺駅経由と書いてある。

8101433 高田10t移
桜井線の分岐する高田駅にも10トン移動機がいた。

8101430 高田10t移動機

6901518 王寺
王寺駅にも機関区があったが、当時は配置が無かった。給水塔の向こうに和歌山線のC58が休んでいた。

601003 和歌山線105
この日はC56160の牽くSL大和路号が走った。畠田の築堤にはたくさんのファンが集まっていた。電化当時はクリーム色の105系が使われていた。

601103 和歌山線113
関西本線からの直通は赤帯の113系も走る。SL列車が走ったおかげで電車も撮影できた。

601112 和歌山線105
高田駅から香芝寄りに歩くといい築堤があった。夏空をバックに105系が走る。この電車も地域色になって2019年まで走り続けた。

601113 高田105
103系からの改造車も走っていた。ローカル線用に1Mの2両編成で走れるようになり、これで30年以上使われた。