翌日は早朝から特急で滝川へ向かった。この区間の列車に乗ることはかなり久しぶりだと思う。電車に乗ったのは江別あたりまでが多い。車で行く時は線路沿いには走らない。

 岩見沢から先は炭鉱地帯を走る。懐かしい駅名が続いた。岩見沢からは三笠・幾春別・幌内への支線があった。こちらは蒸機時代にも訪ねる機会がなかった。三笠に鉄道村があり、何度か訪ねている。美唄駅からは美唄鉄道が分岐していて機関区へ行っているし、南美唄にも行った。その先は茶志内・奈井江・豊沼・砂川と続く。奈井江の三井鉱業には8800形という輸入機をコピーした2Cテンダー機が使われていたので知られている。砂川駅からは国鉄の支線があり、歌志内と上砂川へ通じていた。映画の撮影にもつかわれたが、ここにも行っていない。

 滝川駅からは本数の少ないキハ40に乗り換える。かつての本線も今はすっかり閑散としている。しかし、この先の赤平・茂尻・芦別に炭鉱があり、私鉄の運炭線があった芦別へ行くのが今回の楽しみだった。本来ならラベンダーの臨時列車が走っている予定だったが、それも運休で芦別滞在は2時間になる。もっとも、この区間は並行するバスがあり、そちらに乗ればたくさんの駅を回れたことになる。しかし、自分は芦別で充分に撮影したかった。炭山川橋梁の保存機もタクシーで撮りに行った。さらに芦別市役所で日本遺産「炭鉄港」のパンフレットを戴いてきた。

 この日も天気が良くて、青空が美しい。芦別炭鉱はナローのDLが走る回る土場があり、運炭列車を撮りに何度も来ていて、ビデオ撮影もしている。1989年まで走っていたから、廃止後30年以上たっている。その機関車と貨車一両が鉄橋上に保存されているが、毎年手入れされていて、今でも走っているような状態を保っている。大手炭鉱は施設をきれいに解体して去っていくので、炭鉱で栄えた街の貴重な記録になっている。

 日本遺産になるまでたくさんの施設が姿を消している。構成文化財は広範囲に及ぶが、残されたものは少なく、それらをつなぎ合わせて歴史を知ることになる。

 根室本線自体がいつまで残るかわからない。乗客は一両に数人であり、沿線の住民は車やバスに乗っている。住民が乗らないのなら廃止に向かうしかない。

 走っている気動車が急に汽笛を鳴らして停車した。犯人は鹿で線路を横切ったようだ。その鹿はしばらく止まって気動車を見ていたが、森の中に消えていった。
ふらの ・びえいフリーきっぷu6351
札幌から富良野方面へ行くには、ちょうどよいフリーきっぷが売られていた。これを持って「ライラック」に乗り、かつての産炭地を通って滝川駅へ向かう。

キハ40-1737 ,滝川u6360
滝川駅で特急「ライラック」を降りて、根室本線のキハ40に乗り換える。1700番台はワンマン化と延命高出力化されている。

T23赤平 3u6419
赤平駅は構内に面影が残る。駅は「交流センターみらい」の建物になった。住友赤平抗ではバッテリーロコの走る構外線があったが、当時は内燃機にしか興味がなく、訪ねていない。こちらには立坑櫓と周辺施設が残されている。ズリ山の長い階段もあるし、空知地方で最初に見つかった露頭炭もある。

T24 茂尻3u6436
茂尻駅構内は跨線橋が残っていた。雄別炭鉱茂尻鉱のあった所でコッペル・中山機械・本江等の小型SLが使われていた。

キハ40-1723 ,芦別u6470
滝川から乗ったキハ40を降りると、ここで交換風景が撮れた。ここで朝の最終列車まで2時間まつことになる。

3空知交通 、芦別u6565
芦別駅を遠くから撮影。駅の手前に屋根付き通路があり、撮りにくくなっていた。バスはあるから産炭地の駅巡りには困らない。

T26芦別 3u6500
かつてはたくさんの線路があり、石炭列車が並んでいた構内。昔の写真と比べると山の形が合わないような気がする。

T26芦別 3u6496
広いヤードを横切る跨線橋はまだ使われている。こちらは滝川寄りの構内で、保線用なのか線路は1本のみ残されている。

5三井芦別 DD501u6522
時間は充分あったので、タクシーで保存機を撮りに行った。ロケーションは抜群である。DD501は走っているのを撮っていなかった。保存直後から撮っているが、塗装はかなり薄くなっている。冬季は地上に移動させると聞いたことがあるが、詳しくは知らない。

芦別市 、芦別市役所u6566
駅の近くの芦別市役所にも行き、日本遺産「炭鉄港」のパンフレットをもらう。地図を見るだけでもわくわくする。

北海道とうきび茶 u6568
市役所の売店で何か記念品を買おうと思ったが、こんな物を売っていた。カフェイン0である。

3空知交通 、芦別u6556
芦別には中央バスと空知交通があり、生活には困らない。

キハ40-1722 ,芦別u6588
懐かしいキハ40の座席。国鉄時代の旅を満喫した。乗客は数人のみである。

5島ノ下信号場 u6639
野花南~富良野間はダム建設で新線切り替えで長いトンネルがある。駅間は19.4キロもあり、島ノ下駅は移転して信号場になった。

3滝川富良野東鹿越 u6648
根室本線はまだサボが使われている。東鹿越から先は不通である。2016年の台風で被害を受けたが復旧工事は行われていない。東鹿越~新得間は代行バスが走っている。







書き忘れていたが、622はシロクニ記念日でした。そんな時に小樽に行っていたとは。