阪神間ではラッシュ時には外側線を快速が走っている。これはかつてEF58の客車時代の名残で外側快速と呼ばれている。私が通勤していた頃には新快速の165系が2編成つないで快速に使われ、西ノ宮駅にも停車していた。これは新快速が117系になってからも引き継がれていた。

 その後、200312月の改正ですべての快速が西宮駅に停車するようになっている。それまでに車両の増備や駅の工事が進められた結果で、運転形態が単純化された。

 ラッシュ時には上りの快速が外側線を走っているが、神戸駅では1番線に快速が停車して、新快速に追い抜かれるのが見られる。この1番線と言えばC53が「つばめ」を牽いていた頃からの写真が残っているが、優等列車の引退で、新車の見学会で使われるくらいにしか注目されることはなかった。

 コロナ禍の影響で、まだ撮っていないシーンは無いかと探した結果、この1番線を記録する事にした。夏至の頃なら順光になるのではと思ったが、そうはいかず、何度かチャレンジした。晴れているかと思えば曇り、曇りを狙うと晴れたりして、目的地を変えたことが何度もある。それでもなんとか目的を果たすことができた。
223 ,NAu3990
さくら夙川駅のホーム端から撮った快速と普通の並走シーン。これはラッシュ時にしか実現しない。

225 ,NAu4030
外側線を走る225系快速が大師踏切を通過。このカーブも有名撮影地になっている。

223 ,神戸u6874
1番線ホームに223系上り快速が到着。2番線は昇降式ホーム柵ができている。

225 ,神戸u6861
225系快速が退避。これはホーム端から撮影した。

223 ,神戸u6892
快速には221系と併結もあり、少し短い。

A63 神戸3u6842
1番線ホーム端にある架線柱。戦前のC53から撮っている人は「籠柱」と呼んでいた。

A63神戸 4u6921
1番線のりばへの通路。普段は柵で入れなくなっている。